ピアノを共に弾こう!みんなで楽しむ新感覚ピアノ(改善)🎹

Multi players piano

前回まで一通りの動作を見てきましたが、いくつかの課題が見つかっています。 今回はこれらの課題を解決していきたいと思います。

前回:ピアノを共に弾こう!みんなで楽しむ新感覚ピアノ(ファミコン音源)🎹 - robotoGAsensei’s diary

オペアンプの出力がクリップする

両電源用のオペアンプを5V単電源で使った事がそもそもの間違いなので、シンプルに rail to rail 出力のオペアンプと交換します。 秋月電子さんで入手可能だったMCP602を利用しました。

アイドル状態

まずは何もキーボードを押していないアイドル状態です。 左が交換前(NJM4580DD)右が交換後(MCP602)です。 オペアンプの交換と同時にPWMも312.5kHzに変更しているので、オペアンプ交換の影響が見にくくなってしまいました。 クリップの有無に着目すると交換後はオペアンプの出力がクリップする事なく期待通りの動作となっています。

高DUTY側

左が交換前(NJM4580DD)右が交換後(MCP602)です。 高電圧側はクリップすることなく期待通り動作しています。

低DUTY側

左が交換前(NJM4580DD)右が交換後(MCP602)です。 交換前は盛大にクリップし加えて電圧反転していましたが、交換後はクリップすることなく期待通り動作しています。 十分に満足な結果となりました。

キャリア波のリプルが乗る

それでは次にキャリア波のリプルが出力波形に乗っていたので、キャリア波の周波数を 78kHzから 312.5kHzに変更してみましょう。 LPFは4.7kと1500pFのまま変更はありませんのでカットオフ周波数(22.6kHz)は同一です。

左がキャリア周波数 78kHz、右が312.5kHzです。

sin波

三角波

疑似三角波

矩形波

PWM duty 25%

PMW duty 12.5%

ノコギリ波

リプル成分が減った事でラインがが細くなりました。こちらも十分に満足のいく結果となりました。 音をご紹介できないのが残念ですが私の貧しい聴覚でも十分に違いを感じ取れるぐらいの差分があります。 以上、キャリア周波数の変更とオペアンプの変更による改善でした。