TAMIYAモーターを分解してみた
ブラシレスモーターの説明でよく登場する概念図がこちらです。
- インナーローター
- 極対数1
- スロット数3
いくつかサンプルを購入した中でこれと同じ構造を持っていたのが TAMIYA TBLM-02S でした。 バラす前に外径寸法を測っておきます。
TAMIYA TBLM-02S
- モーター長:52.4mm
- モーター直径:φ35.7
- 軸長:14.6mm
- 軸径:φ3.175 ← 初めて目にする軸径でしたが misumi さんで入手可能です
分解
それでは早速バラしてみましょう。
ボルト3本を外すだけで簡単に分解することができます。ローターの磁力が強いのでハウジングとボルトを吸着してしまいました。
ローター
ローターの極対数は1です。磁界観察シートで見てみると、シャフトエンドに模様が浮かび上がりました。運が良ければ 磁気式エンコーダーで角度が読めるかもしれませんので別途トライしてみようと思います。
ステーター
ステーターのスロット数は3です。左写真のハンダだまりの部分が中性点となります。コイルを見える状態にするために半田ゴテを当てて基板を取り外そうとするも熱が逃げて全然溶けません。最終的に基板を破壊して無理やり外すことになってしまいました。
ホールセンサ
右の写真で3端子のチップが3つ付いているのがホールセンサICとなります。