はじめてのESP32 ~Hello world~

プロジェクト作成

インストールが完了したので早速プロジェクトを作ってみましょう。

と思ったらいきなりエラーに遭遇します。ESP-IDFへのパスが通っていないとの事ですが、ひとまず Yes を選択して次に進みます。

開発環境をインストールした時点で esp-idf が特定のフォルダに入っていました。私の場合はesp-idf-v5.1.1というフォルダ名でした。

ここで補足。File → New → Espress-idf Project を選択すると新しい Project を作る事ができます。 操作している間に Project Explorer が消えてしまって、新しいプロジェクトを作れなくなったかと思いましたが大丈夫です。

それでは Hello world をサンプルプロジェクトとして選んでみましょう。 "Create a project using one of the templates" がチェックされていないとサンプルがグレーアウトされて選べません。 こちらにチェックを入れてサンプルを選びます。

無事に Hello world を開くことができました。ところでコードに修正を加えた場合に元の状態に戻せるのでしょうか? サンプルコードが保存されているのはこちらですが、

  • C:\Espressif\frameworks\esp-idf-v5.1.1\examples

プロジェクトを作るとこちらに実体がコピーされるようです。

  • C:\Espressif\frameworks\esp-idf-v5.1.1\workspace 

修正を加えるのはコピーの方なので戻せなくなる心配は無用でした。 そもそも examples以下のサンプルコードは最初から git 管理対象になっています。workspace以下も同様にgit 管理しておけば安心です。

プロジェクト実行

それではビルドして実行してみましょう。

シリアル通信のためのターミナルを開きます。私の環境ではCOM6として認識されていました。 さて、ターミナルには何が表示されるでしょうか?

ブート → Hello world 表示 → CPUリセット → ブート → 以降、繰り返し。 どのような仕組みで繰り返し動作するのでしょうか?これより先はブートローダなどが関連してくるので、いったんここまでで区切りたいと思います。